2013年01月27日

ウニの本当の味

ウニが嫌いな人はウニの本当の味を知らない。

初めてウニを食べたときの驚きは今でも忘れない。
小学生のころ、
親父が栗田(くんだ)の奈具(なぐ)海岸でとってきたウニを食べたとき、
それまでのアワビの刺身とサザエの刺身との上位争いに
新たな刺客が躍り出た。
世界で一番美味いモノを決定することが更に難しくなった。

今でも寿司屋のウニやスーパーで売られているウニを食べることはある。
そのたびにウニの嫌いな人の気持が分かる。
それはウニではない。
「ウニのようなモノ」である。
ウニは生きていなければならない。
もし死んでしまったなら5分以内に食べなければならない。
いけすに入っているウニもすでにその時点でウニではない。

ウニは海から上げたらまばたきするのも惜しんですぐに殻を割り、
内壁に張り付いている卵をスプーンですくって食べる。
人生観が変わり、それまでの行いを懺悔したくなる瞬間である。
そのとき人は、イエスと同化し、ブッダと同じものを見るかもしれない。
その味はこの世のものではないからだ。

お金を持っているだけでは、この味を体験することは出来ない。
知識と労力もしくは運が必要だ。

人は記憶の中で生きている。
最初に食べたモノが美味しければ、
それは美味しいモノとして脳に記録されるので、
以後の人生で、多少美味しくないことがあっても、
これは本当の味ではない、と思う。
あのときの素晴らしい記憶がフラッシュバックするのだ。
でも、最初に食べたモノが不味いと、
生涯それを好きになることは難しい。
あのときのひどい記憶がフラッシュバックするから。

ウニの本当の味を知っている人生は素晴らしい。

Sea_urchin_eggs.jpg





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