初めてウニを食べたときの驚きは今でも忘れない。
小学生のころ、
親父が栗田(くんだ)の奈具(なぐ)海岸でとってきたウニを食べたとき、
それまでのアワビの刺身とサザエの刺身との上位争いに
新たな刺客が躍り出た。
世界で一番美味いモノを決定することが更に難しくなった。
今でも寿司屋のウニやスーパーで売られているウニを食べることはある。
そのたびにウニの嫌いな人の気持が分かる。
それはウニではない。
「ウニのようなモノ」である。
ウニは生きていなければならない。
もし死んでしまったなら5分以内に食べなければならない。
いけすに入っているウニもすでにその時点でウニではない。
ウニは海から上げたらまばたきするのも惜しんですぐに殻を割り、
内壁に張り付いている卵をスプーンですくって食べる。
人生観が変わり、それまでの行いを懺悔したくなる瞬間である。
そのとき人は、イエスと同化し、ブッダと同じものを見るかもしれない。
その味はこの世のものではないからだ。
お金を持っているだけでは、この味を体験することは出来ない。
知識と労力もしくは運が必要だ。
人は記憶の中で生きている。
最初に食べたモノが美味しければ、
それは美味しいモノとして脳に記録されるので、
以後の人生で、多少美味しくないことがあっても、
これは本当の味ではない、と思う。
あのときの素晴らしい記憶がフラッシュバックするのだ。
でも、最初に食べたモノが不味いと、
生涯それを好きになることは難しい。
あのときのひどい記憶がフラッシュバックするから。
ウニの本当の味を知っている人生は素晴らしい。

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